転載!?
俺の名前は彩都遊助ごくごく普通の高校生だ
勉強も運動も普通だ!!
ただ少し運がない。
友達はいると言っていいかわからない、それはなにを基準に友達と言っていいのかわからないからだ。
「次のニュースです。今この市にて通り魔事件が起きているようです。外出の際はお顔つけてください!」
「物騒だな」
そんな感じで朝ごはんにパンを食べながらつぶやいていた。」
「やばっ!このままじゃ学校遅刻してしまう!仕方ない裏道を使うか。」
裏道は少し人通りは少ないが学校への1番の近道なのだ!
キーンコーンカーンコーン
予鈴のチャイムの音がした。
「あ〜間に合わなかったかー」
まだ半分くらいの距離があるところで鐘の音が聞こえた。
俺は走るのをやめ歩き出した。
その時、前に少し怪しげな男の人がいることに気づいた。
「こいつがニュースでやってた通り魔か?まさか..な」
一瞬驚いたが、そのまま挨拶をして通り過ぎようとした。
-その時-
目の前の景色が急に下を向いた。
「えっ......」
自分の足から血が出ていることに気がついた。
状況が理解できなかった
「あっ......痛い..誰か......」
後ろからの視線に気づき助けを求めようとし後ろを振り向いた。
そこにはさっきの"怪しげな男"がいた
その男の手に持っているものに気づきすぐにだれの仕業か理解した。
「だっ誰か」
もちろんこの裏道は人通りが少なく誰もいない。
「た..たすけて.誰か」
恐怖のせいか大きな声が出ない。
痛い痛い痛い痛い
ズキンズキンと痛みが伝わってくる。
「俺はここで死ぬのか」
嫌だ嫌だ嫌だ
「まだ死にたくない」
その時ひとつの光が"俺達"を包み込んだ。
その眩しさに目が眩んだ。
視界が黒く染まった。目を閉じたのだろう。
目を開けると
「こ、ここは....」
俺は見知らぬ場所にいた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「た..助かったのか?」
そう言って辺りを見渡す。辺りは一面の砂漠のようなところで何もない。
「ここはどこだ!!」
その声の主の方に顔を向けると絶望がこみ上げてきた。
そうこの世界にはあの通り魔も送り込まれていたのだ!
「なんで..........」
通り魔はこちらに気付きこちらに近づいてきた
逃げようと試みるが当然足は動かない
動け動け動け
「誰でもいい、誰か....誰か俺を助けてくれー」
今度はしっかり声が出た
通り魔の足は目の前で止まった
もうだめだ、俺は諦めかけたその時-
「せっかく来てもらったのにしんでもらっては困ります」
ドカーン花火の音が目の前でなったような爆音が鳴り響いた。
そして俺は爆風で数十メートル以上転がったような気がした。
「や...やりすぎたー」
可愛らしい声が耳に入って来た。
その後目の前の景色に圧倒される。
「なっ......」
さっきまであった地形が諸々なくなりすごく大きな穴が空いていた。
「こ...これは」
まさかっと声の方へ目を動かした。
そこには海のように澄んだ瞳と黒を塗り尽くすほどの綺麗な白髪が目に入った。
美少女そのものだった。
「まっ...まさか....な」
目の前が真っ暗になった......




