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作者: 月桂樹

狡猾で

掴みどころがなくて


貴方にとって私はわかりやすい存在でも

私には貴方はよくわからなかったよ


一つだけわかってること


それは


貴方が私を大嫌いだったってことだけ


表情では笑ってたけど

本当に笑いたかった?


優しそうに話してたけど

目は優しくなかったよ


穏やかな口調だったけど

言ってることは棘だらけで


私が卑屈なだけだって


彼は優しい人だって


友達は

言うけれど


でも、私にはそうは思えなかったよ


だって、彼


笑っていたもの


私が思わず涙を流した時


こちらを見て


確かに笑ったもの



その意地悪そうな笑顔に惹かれた私は


どこか狂ってしまってるのかな



だけど、しょうがないじゃない


だって、彼


いつの間にか

心に

入り込んできていたんだもの


あの甘い毒で痺れさせて


動けなくしてから


私の首を徐々に絞めるの



でも、それでいいの


だって


それが嬉しいんだもの

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