テレポート
俺たちは斉藤先生を探しにきた、廊下ですれ違った侍みたいな頭のやつに
聞いたら職員室にいるんじゃないかと普通に答えられた。
一瞬突っ込みそうになったが、勝手な先入観で思いっきり突っ込むのは失礼なので
語尾…とだけ小さく呟くに留めた。
職員室に入っても誰もいない。
(ねぇ、あそこ。)
月が指差すほうを見ると、窓を割る変なやつがいる。
なんか行動からもそうだし、金髪だし、長髪だし、めんどくさそうだし、
係わり合いになりたくない。
しかし話しかけないと話が進まない気がする。
「お前、何してる。」
(話しかけるなんて、勇者! )
月が茶々を入れてくるが無視する。
「ん? 俺様を見つけるとは、スーパーラッキーボーイとガールだな、
まさか俺様の作った空間だと気づいたのか。」
めんどくさいな、日本語をしゃべってほしい。
ちょっと、つっきー、あいつの心の中見てこいよ、そして俺にこいつの言ってることを訳せ。
(しょうがないな、私の全力を見せるときが来たようだね。)
お、意外とやる気だな。
やっと俺もこいつの能力から開放される。
「おい、お前! こいつの目を見ろ! 」
「なんだ? 」
ひざから崩れ落ちる月。
「…無理。」
頭を抑えて震えだしたので心配になり、肩に手を掛けようとしたら
がしっとその手をつかまれ、
顔をぐいっと近づけられた。
目が血走っている、あと数センチでキスなんだが、
これはうれしくない。
「ど、どうした。」
(これは無理だ、あた真ん中にいろんな情報がたくさん入ってきて、
もうこれは無理だ、無理だ、無理だ、)
「わかった、無理無理言うの俺が無理になる前にやめてくれ。」
「何だお前、独り言か? 俺様は損な小さなことで人を評価はしないが
少し控えたほうがいい。」
注意されたー、くっそ、窓割って入ってきたやつに注意された。
「まぁ、ラッキーボーイあんどガールに敬意を表そうじゃないか、
俺様にエンカウントしたという幸運を!! 」
そういって奴が両手を掲げると職員室に先生が現れた。
そして斉藤先生は俺の後ろに現れた、こいつの能力は何だ?
あれか、あの有名なテレポーテーションって奴か、
でも窓も直ったな、なんだろこれ。
「おう、帰ってきたかー、先生お前の母さんにめった刺しされたんだけど。」
何故かあの金髪は、俺の知らない先生に思いっきり殴られている、
何かあったのか?わからないことは多い
それに今ので思い出した、ここに俺の家族がここに来てるんだった。
そして6時間終了のチャイムが鳴った。