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第3話

 草原でうずくまってたら女の子から声を掛けられた。

若くて可愛い。どうしよう緊張する。


 「大丈夫ですか?」

って聞かれたけど全然大丈夫じゃないよ。

いい年して原っぱでうずくまって半泣きだよ?

なんで女の子が話しかけてくるんだよ、これがおじちゃんならわーん!ってその胸に飛び込んで泣いたのに。

 

「オナカ、スイタ。足イタイ」

泣くの我慢してたら片言みたいになっちゃって余計に恥ずかしい。


「よかったらうちに来ますか?」

って言ってくれた。

え?いいの?キャッホー!!って言いたいの我慢してたら「オネガイシマス」とまた片言になっちゃった。

もう喋りたくない。


 足はねもうね、靴脱いで歩いた。

最初からそうすればよかったよ。

でも足イタイって言っちゃった以上怪我してないとマズい気がして、どこも痛くないのに足引きずって歩いた。

太ももの裏がほんとに痛くなった。

足の裏も小っちゃい小石が刺さるし、またHP削られてる。



あ、でも言葉通じるんだな。

よかった、これで不審者にならずに済みそうだ。

 



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― 新着の感想 ―
緊張してた割に主張しっかりしてるな。 女の子優しい。
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