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唯一の春  作者: 兎田
20/21

06資質<作戦開始>

ペン太君同盟を結んだ翌日の夜中に早速作戦は決行されることになった。

譲之助は数日後に決行予定だったが、早く唯人の無事を確保したい春麗の要望を聞き入れてくれたのだ。もちろん賄賂として春麗が持っていたペン太君ご当地キーホルダーを渡したのだが。




閉店後、春麗は帰宅するふりをしてフウカの店が入るビルの非常階段の二階部分に身を隠した。様子を伺っていると、他のキャストの女性達も出て行くのが見える。

警戒心の強いフウカは皆が帰った後にその日の売上金を確認する作業をしているらしい。そのタイミングで譲之助達が乗り込むという算段だ。


ちなみにフウカ以外の店の人たちも譲之助の計らいで他の店を紹介してくれるらしい。働く場所を奪ってしまうようで心配していたのだが、おかげで安心して作成を決行できそうだ。



数分すると、譲之助が五人の男を連れて店に入って行く姿が見えた。あの人数で二十人もの半グレ集団を相手できるのだろうか…いや、もう作戦は始まっているし四の五の言っても仕方ない。


ガシャーンッ

パリーンッ

店から激しい音が聞こえる。譲之助が脅して半グレ集団をおびき出すために派手に暴れているようだ。


程なくして二階のフロアのドアが開き、何人もの男が急いだ様子でバタバタと春麗がいない方のメイン階段を駆け降りていく。

譲之助の計画通りフウカが半グレ集団を呼び出したらしい。


一、二、三、四、五…二十一人か

春麗は部屋を出て行く男の数を数える。これまでの山田の報告によると、多くても二十一人がこのフロアを出入りしているということだったので、ほぼ全員出て行ったのだろう。日によって集まる人数は違うので全員出て行ったのかは不明だが、数人二階フロアに残っていてるとしても春麗が相手出来るだろう。

山田にも事前に今日半グレ集団達がフロアを離れるかもしれないと言っておいたので、離れた場所から監視している山田もここに来てくれるはずだ。


春麗は一つ息を吐くと、開けっ放しにされたドアの方へ向かうのであった。


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