あなたが得意なことってなんですか?
みなさんこんにちは。
最近、ホンワカ日常エッセイを書きたいなーと思いつつ、どうしても真面目な話しか思いつかないところが悩みの種な水産加工食品のたらこですよ。
みなさんには苦手な事ってありますか?
人によって苦手って色々あると思うのですが、たらこには苦手なことが沢山あります。
たらこはスポーツが苦手でしたねぇ。
特に球技。
ボールをキャッチしたり、投げたりするのが苦手でした。
チームワークも苦手なので、バスケとかバレーとか体育の授業でやる時はいつも足を引っ張ってばかり。
自分なりに頑張ってみたのですが、結局は苦手なままでしたねぇ。
あと、体操が苦手。
マット運動はもちろん、跳び箱、鉄棒、全部だめ。
逆上がりは全然できませんでしたし、跳び箱も4段を飛ぶのがやっと。
中学校の頃に先生が付きっ切りで教えてくれて、ようやく飛べるようになりました。
とにかく運動が苦手で、体育の授業はいつも憂鬱。
本当に苦手ばっかりの苦々しい思い出が残っています。
周りの同級生は普通に課題をクリアしていきます。
中学校の体育の授業ではハンドスプリングをどんどんきめて、5段、6段の跳び箱を高度な技(たらこにとっては)で飛んでいく同級生の姿を一人眺めていました。
みんな本当にすごかったのです。
たらこの運動嫌いはずっと続いて、苦手なまま大人になりました。
そしてどういうわけか、大人になってから身体をよく動かすようになりました。
ジョギングにはまった時は毎日のように10キロ以上は走っていました。
雨の日はとっても憂鬱な気分になるくらい走るのが好きになりました。
身体を動かすにも色々な手段があると思うのですが、たらこは一人で黙々と打ち込むことが好きだったのかもしれません。
運動がこんなに楽しいなんて、大人になるまで知りませんでした。
幼いころは運動が大の苦手だったたらこですが、大人になってから好きになるのですから、人生分からないものです。
周りの同級生がみんな普通にこなせている課題が、たらこにはとてもできない。
一人だけ置いてけぼりにされたような気がして寂しかった。
そう言う気持ちになってしまうから、苦手意識が芽生えてしまったのです。
でも……もし、あの時。
たらこにも得意なことがあると分かっていれば、もしかしたら運動を好きになれていたかもしれません。
苦手なことを頑張るよりも、得意なことに打ち込んだ方が、物事は楽しく感じるかもしれないですね。
人には苦手な事と、得意なことがあります。
苦手なことに挑戦して克服できなかったら、絶望感しかないのです。
でも……得意なことで存在感を発揮できたら。
それはとっても幸せなことなんではないでしょうか?
『んなこと、あたりまえじゃーん』
そう、当たり前のことなのです。
当たり前すぎて、見落としがちになっているのです。
苦手を克服できない自分はダメだ。
周りの人が当たり前のようにできているのに、自分一人だけできない。
そんなことで悩んでいるとマイナスの感情ばかりが募って、何もかもが嫌になってしまう。
……少し前のたらこがそんな感じでした。
毎日、連載の更新ができない。
活動報告やメッセージでお礼のあいさつができない。
人と足並みをそろえることができない。
そんな「できないこと」が増えていくことで、自分自身を責めてしまう。
よくあることだと思うのです。
隣の芝は青いと言いますが、みんな持っている能力が違うのです。
流行のなろう系テンプレで成功した作者さん。
独創性に満ちた作品を黙々と更新する作者さん。
SNSで交流を広げて人気者になった作者さん。
みんな自分の得意なことを伸ばして活躍しているのです。
そんな人たちを眺めて、自分はどうして同じようにできないのかと、悩んでしまうのは少しもったいないかもしれません。
だって……あなたにも優れた能力が眠っているかもしれないでしょう?
周りと比べて「足りないこと」ばかりが気になってしまう人は、自分の中に眠っている能力を探してみるといいかもしれません。
たとえばね……小説を書けるなんてすごい!
……とか。
小説って、書くのが簡単なように思えて、なかなか難しいのですよ。
実際ネットとかでは「なろう系なんて簡単にかけるだろ~」とか思って実際に書いてみいたら、数百文字も書けなくて挫折したとか、よく聴く話です。
なので、一作品でも完結できたら、それはもうすごいことなのです。
たとえそれが数千文字の短編小説であってもね。
今までに一作でも書き上げたことのある作者さん。
アナタには十分に能力があります。
今のままでも十分にすごいのですけど、これからはもっと成長して「得意」を伸ばしていきましょう。
ポイントが全然つかなくても、PVが全然伸びなくても、決して自分を「足りない」などと卑下してはいけません。
自信をもって胸を張りましょう。
まだ完結作品を一つももっていない作者さん。
連載を続けている時点ですでにすごいです。
さながら、いつかたどり着く結末を求めて旅を続ける冒険者と言ったところでしょうか。
頑張れば必ず完結が見えてきますから、この調子で頑張って下さい。
完結作品もなく、連載の更新も途中で放り投げてしまった作者さん。
大丈夫。すでにある程度、物語が作れているわけですから、アナタにもちゃんと能力があります。
自分にしかない得意なことを探している途中だと思うので、気晴らしにエッセイでも書いてみると良いと思うのです。
良い気分転換になると思いますよ。
小説が書けなくても、感想やレビューが書ける人もすごいです。
感想とレビューを書ける人って限られていますからね。
応援の一言がどれだけ作者にとっての救いとなるか。
あなたが送った言葉も素敵な作品なのです。
感想もレビューも書かないけど、沢山の作品を読んでいる読み専のひともスゴイ。
アナタがアクセスすることでPVが増えます。
そのPVの数字が作者の応援に繋がるのです。
作者さんは皆、自分の作品がどれほど読めているのか、気にしていますからね。
こうしてみると、なろうにはすごい人ばかりのような気がしてきました。
みんなすごいし、みんな主人公なのです。
自分にしかできない「特別」を自分に求めてしまうと、どうしても「足りないところ」が目立ってしまいます。
でも、大勢の中にいる「ありふれた」自分を冷静に見つめ直すと、沢山の能力に気付けるのです。
あとは気づくだけ。
そう、気づくだけでいいのです。
とりあえず自分が持っている『ありふれた能力』を確認してみましょう。
試しに「ステータスオープン!」とかつぶやいて、箇条書きにしてみるといいです。
――――
・短編小説が書ける
・レビューが書ける
・週一で連載を更新できる
――――
こんな感じでね。
あと、実績を書いてみるのも面白いですよ。
――――
・100pt獲得できた!
・1000pv達成!
・連載を10話更新できた!
――――
自分が今、できること。
今までに達成したこと。
こまめに確認する癖を付けましょう。
そうすると、少しずつ成長していると自分でも分かるので、モチベーションを保つのに役立ちます。自分自身を冷静に見つめ直せば、ちゃんと前へ進めていると分かるはずです。
まずは自分の持っている『ありふれた能力』を確認してください。
得意なことを見つけるのはその後でも遅くないはずです。
コツコツ少しずつ小説を書いて行けば、いつか自分の得意が見つかると思います。
得意なことを伸ばしていけばやがて『特別な能力』の獲得に繋がるかもしれません。
焦らず、慌てず、少しずつ。
小さなことを積み重ねて進んでいきましょう。
一日、一歩でもいいのです。
大切なことは続けること。
そして、自分自身を認めてあげることだと思うのです。