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孤独な青にも

夏の高い空には、1羽の鳥が飛んでいる。

季節は幾度となく巡り、時の流れに揉まれ、そうやって今を生きている。


古き良き校舎には、持って帰ってもらうのを忘れられた1輪の向日葵が咲いている。

人々の想いを乗せた風は吹き、太陽に照らされた波に飲まれ、そうやって今を生きている。


賑やかな街並みには、1つの音が刻まれる。

鳥の声も、花の声も、風の声も、みんな街に伝わる舞踊に込められ、そうやって今を生きている。


ふと空を見上げる。


夏の高い空には、2羽の鳥が飛んでいる。


そうだった。


桜も向日葵も金木犀も山茶花でもなかった。


彼女らには夜に咲くあの花がよく似合うーーーー

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