二百 六話 無敵の獣王
「あぁ…!!」
ムベンガは颯が押し潰せれたのを見てそう悲鳴を上げた。
「うっ……!!な…なんだ…!?」
颯はダメージを受けた時に目を覚ましてそう言った。
「あなたは眠っていたのです。そして恥ずかしながら私の体重の80キロの100倍の重さであなたは押しつぶされました。あなたの敗けです。」
エレファは颯にそう言ったが、颯は立ち上がった。
「まさか立つとは…賢王は物理的攻撃に弱いはずじゃあ…」
エレファは颯にそう言った。
「……私は違う!!」
颯はそう言うと、エレファの腹にパンチして倒れた。
「……終わりでいいですか?」
エレファは颯にそう訊いたが颯は何も答えなかった。
「もうエレファの勝ちでいいだろ。早く俺にやらせろ。」
真ん中にいるイオと言う男の左にいる男はそう言った。
「慌てないでベア。」
デメテルは真ん中にいるイオと言う男の左にいる男にそう言った。
「もう颯の敗けです……退場させて下さい…」
ムベンガはそう言うと、爽は颯を抱えてその場から遠ざけた。
「じゃあこれで引き分けね。」
デメテルはそう言うと、颯を回復させた。
「私も爽みたいに辛かったです…好きな人が傷付くとこんなに辛いんだと…」
ムベンガはそう言った。
「え?爽カンディル狙ってるの?」
テッポウは爽にそう訊いた。
「いや〜俺は別にあれですよ!サンドバッグです!!」
爽はテッポウにそう言った。
「サンドバッグ…?」
テッポウは意味が分からずそう言った。
「エレファ。この世界に来る時に静かに戦うって言ってたけど…ちょっと熱くなってたな。」
真ん中にいるイオと言う男の右に立っている男はエレファにそう言った。
「いつも通りでしたね。ただちょっとビックリしただけです。」
エレファはそう言った。
「それより…次は俺なんだろうな。」
ベアと言う男はデメテルにそう訊いた。
「そうよ。あと言葉には気をつけてね…ベア。」
デメテルはベアにそう言った。
「次はどんな人なんだ…」
バケダラはそう言った。
「ふふっ…教えてあけるわ。ベアは私の世界で最強の獣王なのよ。」
デメテルはそう言った。
「またの名を無敵の獣王と呼ばれていたわね。」
デメテルはそう言った。
「じゃあ潮だな!」
爽はそう言った。
「おい!我が1番強いのにもう我か!?」
潮は爽にそう言った。
「あぁ?潮が1番強いだって!?素で俺に勝ったことないくせに!それにな!同じ獣王同士で負けたくねぇって思うだろ!」
爽は潮にそう言った。
「分かったよ!我が行けばいいんだろ!!」
潮はそう言うと、ベアの前に立った。
「ドッッ!!!!!!!」
潮はベアに手で叩きつけられた。
「いきなりやられた!!」
爽はそう叫んだ。
「いや!潮は攻撃を受ける前に獣王モードになってる!」
バケダラは潮を見てそう言った。
「始めって言われてから攻撃しろ!!お前!!」
潮はベアにそう言った。
「ふん。チビのくせに獣王か。」
ベアは潮にそう言った。