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引っ込み思案な神鳥獣使い ―プラネット イントルーダー・オンライン―  作者: 古波萩子
08 簡易版『プラネットダイアリー』復刻編
105/127

第15話 監獄・地下の裏イベント【※一部ホラー的描写有り】

「ああっ!? フレンドリストとチャットが使えなくなってる! 『未プレイ者へのネタバレ配慮の処置により――』だとぉ……っ」


 テレポートでの脱出が出来なくなっていたため、助けを呼ぼうとシステムメニューを開いたカルガモはうなる。

 ツカサも自分のものを確認した。確かにフレンド覧のプレイヤーネームが灰色になっている。

 しかし、1人だけ灰色になっていないプレイヤーがいた。何故か名前が『???』という表示に変わっていて、その名前の左隣には《救援申請》という謎のボタンが追加されていた。


(ここにあった名前はソフィアさん?)


 ツカサは試しに《救援申請》をタップした。すると『???』の名前表示が、『救援申請中です』に変更されて点滅している。


(ログインしているかな……?)


 えんどう豆が「パーティー募集板は開けました!」と明るい報告をしてくれたが、直後に頭を抱えた。


「ダメだ。『隠された殺害事件』クリア者のみ参加が可能なPT募集しか出せないって警告が……。俺らが第一発見者……募集して誰が入れるんだってい――」


 突然、ザシュッザザッ……! と布を引きずる音が木霊して、えんどう豆は言葉を呑み込んだ。

 段々と近付いてくる音に3人の顔はこわばる。

 奥の暗がりから、緑色のサボテンのような見た目で複眼っぽさのある黒い目、羽織ったローブを引きずる奇妙な生物――苔人ごけびとが姿を現わした。


(パラサイトさん……!)


 彼は俯いて無言でゆっくり、ゆっくりと、徐々にこちらに近付いてくる。不気味で威圧感がある姿に、これまでのクエストの流れが脳裏をよぎったこともあり、ツカサの胸中が冷えた。

 傍のカルガモが、口元に手をやって身震いしながら震える指先でパラサイトを指差し、次にえんどう豆を、またパラサイトを交互に指差した。

 前方から迫るパラサイトに身構えていたえんどう豆は、ハッとするとカルガモに向かって両腕を振り上げてコミカルに怒った素振りをする。

 ツカサも指差しの意図が直ぐにはわからなかったが、


(あ! 同じ緑の肌色なんだ)


 とカルガモの指摘内容を察して気がゆるんだ。

 えんどう豆もカルガモのおかげで少し怖さが飛んだらしく、小声でボソボソとツカサに尋ねる。


「……どうしますか。あのNPCに話しかけてみます? それとも逃げます? ってか話せる感じだと思いますか?」

「えんちゃんにはバトルの選択肢がない!」

「いやいや、NPCを理由なく殴るのかよ!? 相手が無敵の上に好感度下がるだけだろ!?」

「話せるようなら話しかけてみてもいいですか……? 一応称号が、えっと以前話した時にもらった【密かなる脱獄者】を持っているので、何かあるかもしれません」

「じゃあ、パーティーリーダーも地底人の称号持ちもツカサさんなんで全部お任せします!」

「よろしくー!」

「何もなかったらすみません」

「俺らの方はフラグ持っていないと思うんで、そこは気にしないでください」


 パラサイトの姿がはっきり見える距離になった時、彼の頭上には〝苔人パラサイトLV50〟とHPとヘイトゲージのバーがあった。


(敵の表示!?)


 ツカサは驚き、えんどう豆もか細い悲鳴を上げた。


「俺のレベル23なんですが!?」

「前のクエの推奨レベル1とはなんだったのかっ」


 そう言ってカルガモは青い顔で自分を指差してから両手のひらを開き、レベル10であることを2人に強調した。ツカサもレベル13の神鳥獣使いなので同じような強さだ。

 シャキンッ! と鋭い音が鳴る。《サーチ会話アシスト》がツカサの目の前に現われた。


「サーチ会話アシスト……!」


 ところが、ツカサにしか出ていないらしい。えんどう豆は首と手を横に振り、カルガモは腕をクロスさせて×マークを作った。



《サーチ会話アシスト!》

《『パラサイト(敬称不可。呼び捨てる)』(定型例)》



「『パラサイト』」


 ツカサがおそるおそる声に出す。すると、パラサイトが足を止めた。


「主君……?」


 パラサイトは顔を上げてツカサを見ると、昆虫の複眼のような黒い丸い目を細めたように感じた。


「……何だ、親愛なる同士の種人ではないか。しかし小生を主君しゅくん海人うみびと様のように呼び捨てるのはどういう了見であるか。無礼であるぞ」


 パラサイトの話す言葉が、本を読んだ時と同じようにわざわざ空中に字幕で表示される。いつもとは違う演出に戸惑った。続いて水時計のイラストが現われてそのイラストに被さるように〝30〟と数字が大きく表示された。



《サーチ会話アシスト!》

《※好きな台詞を制限時間内に選んでパラサイトに答えてください。アシスト外の台詞や沈黙の場合、自動的に〈ナイトメア〉になります。

 ・〈イージー〉「同等の立場では?」

 ・〈ノーマル〉「海人を敬う同志ではあるが、親しい間柄の同士ではない」

 ・〈ハード〉「ニフニの話を聞きたい」

 ・〈ナイトメア〉「その主君の棺をどこに隠した?」》



(ナイトメア? これって何だろう……?)


 ツカサは、イージーなどの単語的に難易度を表わしているのだろうとは思った。

 考えている間に、水時計の数字が『30』――『29』――『28』とカウントダウンを始めて変わっていく。

 ツカサは慌てて、えんどう豆達に早口で伝える。


「会話の答え方が複数あります。イージー、ノーマル、ハ――」


 「イージーで!!」と2人の声が揃った。



「『同等の立場では』」


 ツカサがパラサイトにそう告げると、唐突にリズミカルだが不気味な音楽が洞窟内で流れ出した。聞いていると不安になる曲だ。

 瞬時に、えんどう豆とカルガモの血の気が引いた。


「……そうだ。確かに種人は小生と同士だ。同等のはずなのだ」


 声音は低く、雰囲気が変わったパラサイトの表示が〝苔人パラサイトLV30〟になる。えんどう豆が「無理」と棒読みで呟いた。


「なのに、なのになのに何故種人は国を与えられた! 整人ととのびとの番人を授かった! 小生と種人の何が違う何が……っ!! 原始惑星の動物ごときが進化を与えられた小生よりも上位などとニフニがっ、小生を差し置いて主君の隣に並び立つなどと不敬者めが!!」


 ヘイトバーが黄色から赤色に変化していく。

 えんどう豆の動きは速かった。


「ヘイト切って逃げましょう! ハイッ、2人とも全力ダッーシュ!!」


 即座にパラサイトに背を向けてツカサとカルガモを促し、さらに怒りに震えるパラサイトの横を上手いこと走って通り抜ける。

 3人は長くて入り組んだ洞窟を駆けた。えんどう豆は絶叫する。


「せめてレベル10……いや20で! ベリーイージーをくださいいい!! ツカサさん、出口わかります!?」

「前に落ちた場所がどこなのかがわからないです!」

「えんちゃん、きっとどっかに出口あ――ヒッ!?」


 再び不気味な音楽が微かに聞こえ始め、近付いてきているように思えた。背後を追いかけてくる足音も聞こえてきて、まるで鬼ごっこの様相だ。

 カルガモが顔面蒼白で、やけ気味に叫ぶ。


「あのBGM! ホラー番組のCMでよくかかってるニナニナっぽいんだよぉっ! うぇええっ怖い怖い怖いー!!」

「古典トワイライト風の戦闘曲やめろー! 曲つけた奴はホラーだと認識してんじゃないかよ!? 製作者にホラーになってるって伝えろよ……!!」

「えんちゃん苦手っぽいのに詳しくない!?」

「コメントつき配信なら映画もゲームも普通にホラーは観られるレベルの恐がりなんだよ……!!」

「怖いもの見たさ勢だ!」

「ソレ、勢力化してる規模で多数派です!?」


 ツカサは走りながら後ろを振り返って、暗闇に浮かぶ緑色の点に不安を覚えた。


「これは、追いつかれるとそのまま戦闘になるんでしょうか?」

「むしろもう戦闘中くさいです! どれだけ距離があってもヘイトが切れないみたいだし! 距離があるから攻撃がこっちにきてないだけです!」



《『???』からパーティー申請を受けました。承認しますか?》



(ソフィアさん! どこに!? まだ近くにはいないのかな)


 急いで承認をタップする。慌てたせいでパパッと連打する形になり、しかも何故か2回承認のタップが出たのを目撃した。押してしまった後に目を丸くする。

 パーティー欄には新たに2名のプレイヤーが増え、その名前を見た瞬間、カルガモは「ぎゃあ!?」と悲鳴を上げて猛ダッシュで先行する。ツカサとえんどう豆から離れて一目散にこの場から逃げ出した。


「種人の足って早くない!? どうなってんだ足の長さ処理ィッ!?」


 えんどう豆のパニック気味なツッコミを耳にした直後、ツカサに個別フレンドチャットが入る。



 ソフィア:要らない人がPTに入っちゃっているから

      リーダーさんはキックしてほしいの♪



(キック……? ――あ! パーティーから出てもらうのか)


 ツカサのミスで間違って申請を受けてしまった相手を追い出す行為に少し躊躇を覚えたが、ここは自分がしっかりしなければならないところだと意気込む。パーティー欄の操作をメニューで探し始めた途端、前方からカルガモが「わああああ!!」と叫びながら顔面蒼白でUターンしてきた。

 そして再びツカサとえんどう豆に合流して併走する。ツカサは笑顔で迎えた。


「おかえりなさい」

「ただいまぁ!」

「おふたりとも、実は余裕あります!?」


 すると、前方に人影が見えた。

 遂に3人の足が止まる。監獄の看守と同じ甲冑に身を包み、顔を出してニッコリ笑っているプレイヤーが眼前に立ちはだかった。頭上とパーティー欄に名前がある、黄金ネームの『NPC』はツカサ達に向かって言う。


「何故ここにいるのか、おわかりになりますね?」

「ひえっ……」


 カルガモが、か細い悲鳴を上げた。えんどう豆はドン引きだ。ツカサも、以前ソフィアが近付かないように言っていたプレイヤーだったので話しかけられて困惑した。

 NPCは数回奇妙な手の振り方をして満足げに微笑むと、自主的にツカサのパーティーを抜けて横穴の道に姿を消した。

 3人は狐につままれたように顔を見合わす。


「えっ……ツカサさん、今のPTメンバーって何だったんですか……?」

「僕が間違ってパーティーに入れてしまった人で……よくわからないです」

「げっ! エモートされてる!」



 NPCエモート:ツカサの頭を撫でた。

 NPCエモート:えんどう豆の頬をビンタした。

 NPCエモート:カルガモの頭を撫でた。



「なんで俺だけ殴られたんだ!?」


 背後から迫っていたBGMが大きく鳴り響く。3人はビクリと肩を揺らした。後ろを振り返ると、パラサイトが迫っていた。

 「もうダメだろ!」と弱音を吐きながらも、えんどう豆は覚悟を決めてヒーラー2人の前に出る。槌を空間から出現させて持ち、パラサイトに構えた。


「レベル30と23の差じゃ耐えられないからたぶん回復無理ですよね!? 神鳥獣使いって後出しヒールですし……防御バフは持ってないんでしたっけ!?」

「はい。すみません」

「ごめんよー」

「オッケー、死にます!」


 えんどう豆がやぶれかぶれに【宣誓布告】をする。パラサイトがクワッと口を開けた瞬間、洞窟内が色とりどりのまばゆい光に包まれた。

 光が収まるとパラサイトのHPが〝0〟になっていて、崩れるように地面に倒れる。



《称号【深層の迷い子】を再び獲得しました》


《【起源の隠遁者】を倒したため、

 称号【深層の迷い子】が【深層の覚醒者】に変化しました》



(経験値もない。クエストだった訳でもなかったんだ)


 【深層の迷い子】は、メインクエストを始めた時に上書きされて消えた初期の称号名で懐かしい。

 えんどう豆を先頭に、3人は慎重にパラサイトへと近付く。フィールドやダンジョンの敵なら既に消えているはずなのだが、パラサイトは消えていない。

 倒れ伏すパラサイトを3人で囲む。怪我などの描写はなく寝ているような姿である。本当にただ倒れているだけだ。

 それでもカルガモは両手で目を覆ってチラ見にとどめていた。戦闘不能の姿を直視したくないらしい。えんどう豆はHPバーの数字が〝0〟なのを何度か確認しつつ、ポツリと呟く。


「し、死んでる……」

「レベル88の召魔術士の魔法攻撃だからな」


 ツカサ達は驚いて声のした方に振り向いた。

 物陰の壁際に、目元を隠す仮面をした金髪の種人少女と、仮面をつけていないゴシック服の白猫耳の森人女性がいた。種人少女の方は漆黒のフリルのドレス姿で、ふんわりとしたスカートの裾をつまんで軽く頭と腰を下げてこちらに微笑む。

 えんどう豆は身体を強張らせて固まり、カルガモは口を開けてポカンとした。


(ソフィアさん! わっ、いつからそこに)


 ソフィアはいつもと雰囲気が違う上、頭上の名前が『???』だ。パーティー欄でも名前と職業が隠されているため、普通にフレンドとして話しかけていいものなのかツカサは迷う。

 突然、グチャッとパラサイトの身体が勢いよくはじけて溶けた。

 いきなりの惨状に、えんどう豆とカルガモが「ヒッ!?」と声にならない悲鳴を上げたが、瞬時にグロテスクさは跡形も無く消え去ってアナウンスが出た。2人はホッと胸を撫で下ろす。



《称号【深層の覚醒者】の効果で、これより夜のフィールドとダンジョン内に『苔人パラサイトの分裂体』が様々なレベルのアクティブモンスターとして出現するようになります。

 この称号はパーティーを組んだ未取得のプレイヤーにも影響を与えます。遭遇した場合は討伐に挑戦してみてください》



 えんどう豆は、肩を落としてげんなりとした。


「いらんもんを解放した気が」

「俺……くーちゃん達の領地からしばらく出ないと心に決めたよ!」


 地面に大きく矢印の表示が出ている。出口への道を教えてくれているのだろう。

 ソフィアがそれをチラリと流し見てから、ツカサに提案した。


「良ければ、裏道を通って帰らないか? 私がパーティーにいる状態でないと通れない道に案内しよう」


 ソフィアの口調に、見た目のギャップもあってえんどう豆とカルガモは目を白黒させている。ツカサも少しビックリした。


(ソフィアさん、やっぱり普段と話し方が違う。暗殺ギルドのロールプレイをしているんだ)


「えぇっと、ツカサさんが俺らのパーティーリーダーなんで、ツカサさんさえ良ければ」

「怖くない道なら!」

「じゃあ、お願いしてもいいですか。それと、救援に来てくださって助かりました。ありがとうございます」


 ツカサ達がお辞儀をすると、ソフィアは頷いて指を鳴らす。たちまち隣の森人女性が消えた。頭上に名前がなかったのでゲームキャラクターだと思っていたのだが、召魔術士の召喚獣だったらしい。

 開いた口が塞がらないぐらいにカルガモが仰天していた。


「エェッ!? プラネって人型の召喚いたの!? ってか出来たの!?」


 ソフィアは笑顔でさらりと返す。


「当ギルドは、いつでも新規のギルド員を受け付けているからよろしく」

「ぐっ。暗殺組織ギルド専用の仕様なのか……!」


 そこでえんどう豆が腕を組み、真面目な表情でボソッと聞く。


「あれってローアングルで中……――いや、着替えが出来るなら」

「何を試みようとキミの目の前が暗黒に塗りつぶされるだけだ。先人は既に諦めた後だよ」

「アッ、ハイ。野暮でした。すみません」



 そこからソフィアに案内された場所は、広大な地下の街だった。天井は青空と入道雲のステンドグラスで街は覆われている。

 ステンドグラスは不可思議な光源でキラキラとまばゆく光って明るく、地下という気が全くしない。ネクロアイギス王国の街中のように、教会や住宅や店があり、ゲームキャラクターがたくさん暮らしているようで、街中を歩いて通り過ぎる中、ツカサ達は感動しながら、その風景を眺めて堪能した。


(こんな風な道なら、この位置に建物を作るとこんな感じになるんだ)


 ハウジング領地のせいか、以前とは違う視点で街の構造をしっかり見るようになっていた。


 その街からの地上への道の1つは、ネクロアイギス王国の墓場に繋がっていた。それまで街を見てとてもテンションを上げていたえんどう豆だったが「ゾンビクエのところか……」と、一気に意気消沈していた。




 ツカサが後で改めてソフィアにお礼を伝えると、



 ソフィア:ソフィアを呼んでくれて嬉しかったの♪

      おかげで暗殺ギルドのハウジングクエがやっと始まるよ~

      深海のギルド都市造りをがんばるの☆(๑❛ᴗ❛๑)



 その時は、ツカサが知るいつものソフィアだったことに何だか安心した。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 「ただいまぁ!」(笑)3人の会話が良いですね♪ 闖入者はいたものの、頼もしいギルド長の救援があって良かった!なんとも怖いクエストでした……
[良い点] 「オッケー、死にます!」 怖がりの豆くんがそれでもタンクとして前に立ってくれたところ 震えながら交互に指差すカモくん。結構余裕あるね…? NPCエモート。吹き出さずにいられませんでした…
[一言] 苔人イージーでLV30、ノーマルで50、ハードで70、ナイトメアで90とかなのかしらん。 ソフィアがLV88みたいだから、トッププレイヤーはそれくらいいってるんだろな。
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