警告。
ワレワレハウチュウジンダ……
遊星の旅。
星から星へと
亘るのだ。
あくなき探求心
ありとあらゆる物語。
時に切なく
時に儚く
時に憂い
時に沸く。
無論
散る星は多々あった。
なんて馬鹿なことをしているのだろう。
生き物の行く末に救いなどないのか。
遠くから観察すると
それはよくみてとれる。
幾千
幾万
幾億もの星々を端から眺めてきた。
と 同時に
あまりの不甲斐なさに溜め息が漏れる。
最新式の操縦席。
意識を集中させるまでもなく
レバーは勝手に次の舞台へと。
そこでもやはり
争いは絶えなかった。
地上を埋め尽くす生命のなれのはて。
夥しい劣情や
やるせない憤りで充満していたのだ。
楽しさはまるで 無い。
大きな眼球を覆い隠し
その場をあとにする。
………………
美しい光景だった。
碧と翠が混じりあい
数億にも至る生命の営み。
野性動物でさえ互いに支え合い
ヒューマノイドなどは
文明開化をして
栄華に繁栄をもたらしていたのだ。
これこそが
追い求め続けていたものではないのだろうか。
空高くに舞い
一滴の水滴が溢れ落ちる。
ああ
良いものを観た……
既になくなってしまった我が星よ。
故郷よ。
こう あるべきではなかったのか。
宇宙船を操り
わたしはその星から次へと亘る。
だがそのとき
わたしは全く気づいていなかった。
彼等にとって
未知の存在であり
敵として扱われていたことに。
数年後
わたしは冷たい机に寝そべっている。
苦痛などは一切感じないわたしでも
確かに感じるものはあった。
地球よ。
おまえはもうじき終わる。
自らの手によって。
多分、知らないうちに観ているかもしれません。
ほら、あなたの隣人は……。
果たして地球人でしょうか?