表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

アヒルの子

作者: ルエル
掲載日:2017/06/09

『醜いアヒルの子』

たくさんある童話の中で、メジャーな童話のアヒルの子。

きっと私はアヒルの子。醜い醜いアヒルの子。


産まれた群れでは、異端とされて、疎まれて。

優しいおばあさんに拾われて、ハクチョウになったアヒルの子。

童話の中ではハッピーエンド。

だって、醜いって言われてたのが、綺麗な綺麗なハクチョウになった。


ねぇ、でもそれホントにハッピーエンド?

群れの中で、苛められて、たった独り。

孤独になったアヒルの子。

おばあさんに育てられて、一時の仲間を得たアヒルの子。


ねぇ、ハクチョウになっちゃったらさ、

キミはアヒルじゃないんだよ。

綺麗なハクチョウかもしれない。

でも、周りはみんなアヒルなのよ。

結局、キミは仲間外れさ。


ねぇ、ハクチョウになって飛び立ってしまったらさ、

キミはまた独りなんだよ。

だって、おばあさんは人だから。

キミみたいな翼はないんだよ。

結局、キミに仲間はいないのさ。


独りになるなんて、私にとってはバットエンド。

綺麗になりたいなんて思わないわ。

綺麗になる為に、独りを甘受しろと言うのなら

そんなの私は要らないわ。


ハクチョウにならなくていい。

綺麗にもならなくていいから。

もしハクチョウになったとしても、

綺麗さなんて自分から汚していくわ。

私は『アヒル』でいたいのよ。

群れの中にいたいのよ。


醜くていい。歪んでたって。

独りで居るよりずっといい。

ハクチョウではなく、アヒルで居させて。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ