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異世界放浪記  作者: zaruma
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プロローグ

こんなのが書きたいと思い書いてみた

「生贄の準備は出来たか?」


遠くから声が聞こえる

わたしを村から拐った人とは違う声


「いえ、もう少しです。あとは服従の巻物を5つ用意すれば完了です」


 また違う声が聞こえてきた


「それでは、私は檻から女を連れてきます」


檻、私のことだ

檻には私以外に誰もいない、数ヶ月前には10人ほどいたのがもう私一人になっていた

私以外はあの恐ろしい儀式の生贄になってしまった


コツコツ・・・コツコツ・・・


音が近づいてきた

ああ、私もあの人たちと一緒になるのかな

檻から連れて行かれた人達は数時間後に悲鳴が聞こえて1分もしないうちに聞こえなくなった、それが何週間も続いた

多分もうあの人たちは・・・いや、何も考えたくない


「おい出ろ」


檻の鍵が外され扉が空いた

逃げたい

けど今は武器も無い、相手は腰に一本ダガーを挿している

今の私にここから逃げられる体力が無い


「早くでろって言ってんだ!」


「いっ・・・!」


男の言葉で出なかった私は髪をひっぱられ無理やり引き出された

何本か抜けたかもしれない、けど今更髪の心配をするのも馬鹿らしい

今から・・・


「全く、手間を取らせるな!早く歩け!」


男はイライラしていて私の髪を引っ張りながら歩いている

私にはついていくしか選択肢など無かった・・・



男について来たら広い部屋に出た

部屋というより広場と言ったほうがいいかもしれないほどの広さだ

部屋の真ん中に円形状の魔法陣があり、その魔法陣の六芒星の先端に一人ずつ計6人が立っている


「遅かったな」


魔法陣の前の台座にいるリーダーのような男が喋りかけてきた


「申し訳ございません、こいつが言うことを聞かなくて」


というと私の髪を引っ張り前に出した


「今回の贄か、そいつは中心に置かずに我の前に縛って置いておけ」


「は!」


男は返事をすると私を紐で手足を縛り台座の前に座らせた


「よし、では最後の儀式を行う!今回で成功しなければここにいる者は全て死ぬこととなる!」


失敗?

私以外の人たちはどうなったの?


「全く、今回で何回目だ?」


出口近くの男達の話し声が微かに聞こえてくる


「20回目だ、最初は何もでなくて5回目から化物が出てき始めて生贄を食い散らかしてが続いてるからな」

「死体の片付けが面倒だから今回で成功してくれればいいんだがな」

「今回は服従の書を5枚も使うんだぞ、これで失敗したらもう資金が底を付く、それに最悪の場合は俺らが食い殺されるからな」

「はぁ、今回で成功してこんな儀式やめたいぜ」


やっぱりここでは何かを召喚する儀式をしているようだ

私のことを生贄と言っているところを見ると召喚した物に私を食わせるという手順なのだろう

今手足を縛られて逃げる体力も無いので抵抗をする気にもなれない


台座のリーダーが手を魔法書にかざし召喚の呪文を唱える

黒い魔法陣が水色になっていく


「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が神アストポリカ。

 降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。

 閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。繰り返すつどに六度。

 ただ、満たされる刻を破却する。セット。告げる。

 汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。

 世界の理に従い、この意、これに従うならば応えよ」


魔法陣が水色から青、赤、黄色になっていく


「抑止の輪より我が元へ来たれ!」


瞬間魔法陣が白くなり光だし、目が開けられないくらいに光りだした


光りだした瞬間に爆発する音が聞こえ、同時に土煙が舞い上がる


「ゲホッゲホッ!なんだ、どうなった!?」

「成功したのか!?」

「土煙が酷くて見えん!」


様々なところから疑問が飛び交う

みるみると土煙が晴れていく

すると魔法陣の中心に何かがいるのがみえる


「「おおぉ!!」」


歓声が沸き起こる


「成功だ!ついに成功したぞ!」


どうやら成功してしまったようだ、失敗してしまえばいいと思っていたが成功した

私には生き残ることはできないようだ


えっほ!えっほ!なんだ!こりゃ!?


中心の何かがしゃべりだした、化物じゃない?


「おお!今回はちゃんと喋るぞ!」


化物じゃない何かが土煙が晴れてよく見えるようになった

化物ではなく人間だった、背が高く脂肪がなく、程よい筋肉がみえるそして男だ

なぜそこまで見えるか、それは

その男が


裸だった


こんなのを見てくれてありがとナス!

いろいろと見にくいところは改善していきたいと思います

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