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あ
○○
飴色独露。
顔相 痛み 仕込み 刺さり ひり付く。
相貌 一雲 内電蔵。
血潮引き 白く 漂う。
経脈圧し 青く 竦む。
血潮満ち 赤く 混む。
遍歴為し 黒く 休む。
緑区 風 通り 日陰の区画 熱を奪う。
視線 光 遮り 未見の空域 視線を切る。
萌え盛る生垣 上空に伸び上がる 虫を蔵して。
○
五分五分の瞬間。
不意の間。策略と 長い仕込み 博打 偶然。
転がり込んだ。何かか。
○
内歴は 直近の前後に反響。
歪み は動き出す。
負担を分散した結果。
女子と女形の動きが剰りにも 違い じゃあ あれは何かか。
惹き付ける。
何かか。
○
ゆらゆら 火付け。
燃えている 蝋燭 赤い。
やんわり とした 励ましの御手紙。
ふんわり 優しい 意義を見出だせ なかった。
伸ばされた手は 遠過ぎ た た。 僕の手は身近過ぎた。




