あ
○○
あああ 刈り上げられた。
回収された毛髪は 何処か へ寄付される。
○
塗る塗る 肌荒れ予防。
重しからの解放。
動き出す後頭の筋群。
しごかれる棒に摩擦を 。
熱帯 上昇する手温 開かれた顎 対照な手首 停滞は安寧の様相を帯びて。
木棍は熱を発信。
加工済み。
五度目の置き酒を二日前に発見。
あ あ 柏手は カンペキだ。
乾いている。 乾燥して 乾音。
響いて 震わせる。
静かな境内に響く。
今日は 千円札が 乗っていた 賽銭箱。
不埒な輩が持っていかないか心配だ。
手を出しそうになって止めた。
助力と窃盗は最後まで堂々と 少しだけ伸ばされた手は どちらだったか。
○
春だ と オモテヲ 行き はしゃぐ 幼子。
刈られた髪は かつら にでも 為るのだろう。
○○
賽銭箱 左手方向 手前 隅に 見慣れぬ酒瓶 小さな瓶。
右手方向 手前 隅に はいつもの紙容器の酒。
賽銭箱に置かれた酒類 が
○
電子音の 鐘の音が きんこんかんこん 鳴り響く。
○
踏襲
しを しを
待てど暮らせど。
し が上に率いて を が下から率いて。
引き付け合う後頭にて。
上は眉毛 頬を 引く。 下は顎 耳の下。
無音鳴動 無形振動 往々 陰々 滅々 名実無差。
無形にも体有り 風水にも体有り。
体有れば 用有り 無数に有り。
即興にて 常に 最初で最後 似る事は有れど同じ無し。
同じ事に 同心無し。同心無くば別事。
別事に疲労在り。疲労在れば累積す。
累積すれば先々を鑑みて 抑える かくして同心無き同事 同一は形骸に堕す。
人に同心同事 差異無く同一 繰り返される遠くの停滞。
偶然と 漁夫の利を 除けるならば 在りえた理想もあっという間。
○○
一周して 指の工夫。 模擬刀を帯びて。
弾く親指 弾かれる中指。
親指の爪を擦り付け弾く。 擦られる中指。
鍔に添えられる親指。 鞘に巻く中指。
振動する腹筋。 連動する全身。
鯉口を切る。 既に振るえて。
前に 指の擦過 と そこからの 解放の軽さ。
後頭の筋を揺するのに十分。
後頭の筋を働かせ なければ俯く。
擦過を味わい 抜けた後の軽さ 不安 よるべ無さ。
抑圧と解放 急な不安。
ぽっかり と空いた。吸い込まれる。ぐらつく。手応えの無さ。
鍔に添えられた親指が鯉口を切る 事無く離れる。
準備に一 擦過に一 擦過と痙攣は離れない。
模擬刀を置く。




