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   ○○



 一方を体験する事でもう一方の素養を得る。

一端が一端を得る。

全体を構成する。


 対立する一端 達が が対立を越えて養う。


 間に合わなかった。

その事で 誰かが 間に合ったかも知れない。 合うかも いつのひか


 下腿を 虐げる 過重。

角度 持続 上体の変化。



  ○



 挨拶。

自習の始まり。

新聞紙を広げる師範。

時々 技を掛ける 一人へ。 無作為に選ばれる一人。

鋭く 痛烈な技。


 また 新聞紙を広げる師範。

掛けられた一人に 皆 殺到し 質問。

技を掛ける。 掛けられる。 何が違う。これ それ あれ。

討論と質問が ひそほそ。

続く自習。


 時間になり挨拶。

お見送り。

のんびりと解散。


 汗水くに 夜風。

静かな時間。

いつか僕もああ成れるのかな。


  ○


 推測と工夫。

その題材の元を を持ち込む人 これ 師範という。


 観察する。

吐き出される言葉。

胴着を着 帯を締め ていなければ 何をやっとるか分からんな。

それらしい器に盛られた 何物でも無い 物達。


 何だ それは 俺の真似か。

 はい。


 そうか 俺は そんなに 下手なのか。


 静かな空間に 秒針の音が 響く。


 ○


○○


 不善の功。

空転の行い。

動こうとして筋を収縮させ しかし 骨と皮膚の間 諸々は 移動したか定かでは無い。

準備が存在し その結果は 不在。

             不在。

             不在。

 繰り上げられた 余り。

振り上げられたこぶし。

所在の無さ 戸惑い 不満 右往左往する。


 欲しい 一端忘れて 行い 味わう。

教えは自身では無く 欲する物にじったいは は無い。

勢いは破り 定形は締る。

教えに夢中な動作は 浮わついて 定まらず 反発無く 管理の為に弱まっている。


 忘れられた 諸々は 不要だったのか。

手付かずの意味は 教えられない。


  ○



  ○


○○



 篩に鞘付きの種を を押し付けて てわしわし すると と黒い種を を吐き出す す。


 空に為った鞘は 山に為って うずたかく 隅に積もる。


 大阪 万博が どうのと 描かれた 木製手動の 分離機械の を回す 。


 回す速さにコツがいる そうだ。

軽いのと重いのを を別ける機械。


 ああ

大事に育てた種を枯らして て零れた種が勝手にすくすく育っているんですっ て。


 階級闘争を彷彿。

畑の貴種 流離譚。

勝てば 勝てば と どつぼに 嵌まる。


 健全育成は 誰を 育てるか。

育成を施す人の思考か育成される人の何かか。

その何かか は 健全だとして それは 植え付けられた健全さは根付くか 円満に。





○○



 順当な結末に 至る 過程は 退屈な 面を晒して 。

内に脈々と 下に滔々と 上に悠々と 後に続々と 流れる 。


  ○


 心肺に優しくとも 四肢の筋に 疲労は蓄積する。

止め時を失すれば過剰に陥る。

息が上がり 心臓が早鐘を打ち 朦朧とするならば 自ず と止む が

痙攣を持って胎動するならば 止め時は 決めねば ならない。


 ○


 共通を持って纏め上げる。

渦巻き で 時計回り。

ゆったりと形を焼き付ける。

速く軽く時計回り 小さく 点 。 反時計に回る。

速く軽く時計回り 小さく 点 。 回り始めに押さえて点 。前 突き 進する 。・


○○



 仙人という芸人。

反人類の徒。

なく 長く生きる。

自由か は 考慮されない。

そこに 堪らなく  失望した。



  ○


 長く生きる 人を指して 仙人というべきか 否か。

超俗の気風を湛え 一人 立ち 歩く 一人 去る。

囲いに 捕らわれて 苦にせず 定義を 曖昧に溶かす。



  ○


 ただ長く在るだけならば それは 俗人の極みでは在っても

別のモノでは ないか。

楽しむ人を 仙とするには 辛い事がありふれて いる。


 ○


 超常の 霊験 を 持つのは

家電を持つ事と 何の違いが有るのか。


 知られざる力を こそこそと使う様は 浅ましくはないか。


 その様にするほどの価値があるものなのか。抱え込んだ秘密に怯えては安息は遠い  遠く なるばかり。



  ○



 ぴょこぴょこと跳ねて 腕を上げ下げ。

大縄を回す 時を 思い出した。

下げる瞬間に負荷が掛かる。


 縄跳びをすれば 十分かとも 思うが 天井にびしびし当たり ここでは できそうもない。


 


○○



 豆腐はちょっと。


  ○



 豆腐はちょっと。


 ○


 目が覚めた。

まさか豆腐を拒否られるとは。

寝直しても拒否られるとは。

どんだけ豆腐を嫌いなんだ。


  ○



 刀を帯びて  足から動け と先生は言う。

実行者が 行うのは 足以外が遅れた動作。

足から は 足以外を置いて行く事か。


 肩を中心とした 回し打ちは 腕が肩を引き 仰け反らせる。

足を一歩踏み出せば ますます そうなる。


 直角を形成しようとする 軌道は 切っ先から 出る。

連れられて 身体は 飛び込む。

差し出す切っ先を 差し込めば 寄る。


 上段に 取られては 差し込めまい と 力持ちの回し打ち。

かち合う太刀は 重いか軽いか。



 いつから重く いつまで軽いか 回し打ち。

踏み出す足は 敗着か。 仰け反る形を 押し込まれ。

頼みの長重 のし掛かる。 寄り付く人影 寄り添う切っ先。


 ○○



 相性というのは とても不思議だ。

行い難く まごついている。している。


 自身が どの様に映っているのだろう。記録されてはいない。

怖いから そう映るのか 映っているものに何か有るから 怖いのか。


 ○



 内外相反を一致と見る。

内外が反目し合う時 その反目の 頂点付近 僅かな間 よく働く。


 筋の伸縮が表裏で一致するなら固まる。


 新たな形を 喜ぶのは それが 在来の形とその内実に 溶け込む間に 程よい状態を形成するから。

満足し 休み 翌日 溶け込んだ状態から始めても また 不満が忍び寄る。


 試行する時間 経過する時間 が それを引き起こすなら 試行内容は問われない。

偶々それを試している時に起こった けど 関連は無い。かもしれない。

待たせる為の方便が無数に存在している。



  ○



 急進は どこまで 待つ事を 取り除けるだろう。

毛髪を伸ばし 爪を伸ばし 血管を形成し 体格を築く。

ずっと ずっと 一定の ただ一点の正しさを維持せよ というのは探さなくて良い代わりに 疑心との戦い。


 本当か という問い。未だなのか 遠くに在るんだろう 栄光に 到達するのは 未だなのか。


 騙されているのでは。



 ○



 神社の石畳に隙間が 在った。

その回りには 砂が 小さな砂山が二つ。


 蟻だ。


 巣が在るのか。

石畳のまん真ん中にこさえて 大胆な事。


 やはり 駆除されて しまうのだろうか。

まじまじと眺める うろつく蟻を。

石と石の 間 暗がり 亀裂。



 ○○



 口角泡立ち 眼球血走り 甲高く 長く 叫び 走り来る。

手に持った禍々しい耀きを 前方に放り上げる 手の内 まま。

冷めた刀身が 手を引き 身は軽く 足は 常日頃の重しから逃れる。

吸い込まれる。 接触に向けて。 金属の重みは解放のツテ。

柔らかく浮き すとんと落ちる 何する間もなく。



  ○



 臍で茶が沸く。  茶は臍で沸かない。


          神々の救い あれ 。

 救われるのは神々か 以外か。


 臍で茶が沸かない と言い放つ筋を持ちながら 救いを 信じる大脳を持つ。

愚かかな。自らを知らず。 知りうる事は歪んでいる。


 雲上に晴天 常 在り 天上に円月 常 行く 。

雲下の雨雪 天下の満ち欠け。

対流は長く 停滞は短い。


風流な教え 尻に火が付きたるを 知る人に 何に為る。

火が涼しいと 聞いたのは誰か。

皆死んだ怪談。伝達網の始まりは誰か。

遡れば始まりと終わりが連結。


 みな嘘か 何故か そのままを溢すのは なかなか 出来そうもない。

仮に託す 。 



 ○○


 網膜損傷の怪我をした とする。

僕は 神々が お救い下さらなかったかと 思う。

霊媒は神々が お救い下さった結果と 納得しよう。


 それ以上の怪我を 恐れて。

弾けてもいない 失明もない 付いてるな。


 他 他者の話。



  ○


 あ あ 事実を 前向きに 感謝するなら 解釈は 朗らかな祝福。

この世は素晴らしい けど だけど  本当か。



 枝を 手離す。 棒が 有るから。

魂が無くとも 先には 一考有り。


 もっと 得て。離せぬ モノが 在るならば それこそ 離す

べきと 捉える。


 具の刀 一心同体 心身同一 。


 一心同体 疑い無し それに加えて くだされと 言われて 激して 言い放つ 。

玩具 道具 と同等は ない。

突っ返す。

魂在る枝を手離す。




 上下は有る。 具が優るやもしれぬ。

価値は 難しい。


 ○



 そうした手前 代わりを用意する。

ダンベルの芯に1.25㎏を填める。片側に一つ。

留め具を回して嵌め込む。 これも片側に。 これは二つ。

片寄る重心。

代替物の完成だ。



 



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