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いまさらか
○○
天体の運行は栞 。
一日の 一年の 最適な 時間に結び付けて保存する。
何時に何処で形式は。
意欲が高まり 変化が緩やか かつ 停滞せず。
匂いは するか。
音色は 澄んでいるか。
危険な 事が起こっていないか。
晴れやかな気持ちか。
○
夜明けに 深夜に 夕暮れに 真昼に その中間に
立った。
雨に 雪に 強風に 照り付けに
歩いた。
答え が 何なのか 問い が 何なのか そもそもそれらは存在するのか。
一息 着いた。
○る
これまで善良ではなかった。
境内にて。風の流れを 感じ 通過していった。擦過される感覚。
手水の作法 滞りなく。
口を濯ぐのはどうなのか。
手水舍に背を向けて見渡す境内の小ささ。
君は約束を守っているのか。
約束は存在するのだろうか。
磨り減った文字跡 形 。
切り株 年輪 真新しい。




