表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
57/493

ほわ




  ○○



 願いを叶えるより願いが叶ったと思わせる方が良い。

より手軽で早い。

簡便で影響も少なく済む。

願いは叶わずとも満ち足りる。

叶ったと思えさせすれば。


 現実に作用出来るなら認識に作用させた方が余程簡単だろうに。

周囲も安心するだろうよ。





  ○



 拳体不一致論

拳は理論。体は自身。

どちらかが固いならもう一方は軟らかに。

一方と一方が反目しぶつかる。

全て御破算か新たな一歩か。



   ○



 うう うわああ 。

しゅしゅしゅ。

うわああ。しゅしゅ。


 白い猫。

尻尾が黒い。先っちょはちょんと白い。

頭部に黒丸二つ。やや左寄り。六四の比率。左六右四。

2ブロックな髪を連想させる模様入り。

肩は山盛り発達は立派だ。

鳴くとしゅしゅと身体を微動させる。

神経を病んでいるのかもしれない。

庭のプランターに香箱座りで収まっていた猫。

顔はプランターからにょきりと出ていた。

黄色い光彩をしている。


 遅めの昼を取っていたらうわあ。

音声が響き何事かと庭へ。

チャトラなシマシマ猫がぎょっと此方を見ている。

やや遠くから。

此方のプランターには猫。

向こうの塀にも猫。

庭の入り口には人。

生温く停滞し硬直。

ひっそり見詰め合う。


ははあ、縄張りを主張か。

どうなるのか。

しげしげ眺めているとどちらの猫も、のそのそ立ち去って行った。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ