表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
52/493

引水



 ○○



 躊躇 ためらい。

いいのかこれでという自問。


 必要な下ごしらえというあからさまな発表前申告。


 起こり起こり休み起こり。

呼吸は乱れ大きく揺さぶる肩。

休み休み起こり休み休み休み。


 柄で中心を攻める。

先生の一人が対手の眉間を目掛けて抜き付けと。

また別の先生は鞘に沿って素直に抜き付けと。

柄で攻めるべき中心を探して。

曖昧に先生を思い 出に探してぺたらぺたら。

掠れた教えを思い 出に見付けてざりざり。

教わった覚えのない見解に終始する。

鯉口を切られた、腰に束さまれた鞘と柄の通過した線が曖昧に円錐を形成。

円錐底辺中央へ渦巻き線をなぞり近付く柄頭。

到達時に切られた鯉口へ瞬時に僅かに押し込む柄頭。

意識される渦巻き線の終点。

鯉口の中での反発。

攻めるべき中心をその二点に定める。

腹胸の前と鞘内。

相手が 対手が

そこに居ないのはやはり一人だからだろうか。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ