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 あ

霊媒がはっきりと言っていた訳ではない。が、霊媒は影というものが人と仲良くするのを良しとしているようだ。とくに影を孕むような人にはそうあって欲しそうだ。影を力の様に言ってみたり。影を家族の様に言ってみたり。影を集めれば何やら成し遂げる事も出来るように言ってみたり。透けた口振りだ。霊媒は自分がやられるという考えがないのだろう。


自分が認識出来ないモノにこっぴどく足を引っ張られて訳もわからずに追いやられる。困惑して目が泳ぎ指が震え恐怖を体認する。それに納得など出来ようはずもない。

自分がやられたら狡いと思う。だからやらない。そういう考えが霊媒にない。もしかしたらあるのかも知れないが行動に表れる事は今のところない。

僕はそういう考えがある。そしてその考えの下、影とは距離を置いている。そういう考えが結局のところこれ以上の成長を阻害しているのかもしれない。これも最初からある人と途中からある人との差なのかもしれない。なかった頃の感覚が抜けない。

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