表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
470/493


 虹。

虹に背を向けて歩いて帰る。西日がアスファルトを照らす。雨上がりの濡れた公道を。街は白く輝いて歩くと眩しくて目を背けた。ふと後ろを見れば空には虹。何かいいことがありそうだ。前を向いて歩く。ふと言葉が浮かぶ。幸運に背を向けて遠ざかっているのでは。ぎっこんぎっこん靴擦れした足でぎこちなく歩いた。幸運から来た男に成れて運がいい。そう思おう。深く考えずいよう。照り返しで街が眩しかった。目を焼かれるようだ。


そういえば神社の手水舍が閉鎖されていたな。流行り病の為という旨の貼り紙があった。水は無く岩は乾き柄杓はおざなりだった。


家に帰ろう。明日を信じて。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ