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 月。

満月の日がやって来た。二十六番。問題なし。


 ○


 進展なし。

倉庫の棚を幾つかと冷蔵庫一つ引っ越し業者さんがもって行く。少しだけ倉庫が広くなった。新たな発見は無し。

十月までは更新するかと考えていたが、どうしたものか。

悩ましいかぎりだ。そうそう目新しいモノを見つけられないが、なんとなく引っ掛かる。


 ○


 病。

流行り病が世間を騒がせる中、病院へ行く。痔の薬を貰うのだ。そこそこ待つ。貰う。そそくさと面談を終えて支払い。病院を後にする。誰がいつ恐ろしい病を患うのか。不安な時が続く。

外が恐ろしい。見えない病がそこかしこに潜伏していないか心配だ。のどが少し痺れても何かの予兆の様な気がしてくる。救急車が走る。音を拡散させながら。遠くで。気が滅入る。

荷が減り少し広くなった倉庫にて。


 ○


 案内者という影。

二十六番も二十七番も案内者だという。

その次そのまた次も多分そうだという。案内者ばかりではないかという疑問。そんなに案内者が必要なのかという問いに答えて曰く:皆がやりたがるから。

影が四方八方から寄せ来て身体をちぎりばらばらにしない事を願おう。

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