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 二十五の次。

霊媒が倉庫に来た。午後十時過ぎの事だった。お土産といって袋を僕に渡し言った。二十六番が出来始めている旨を僕に伝えた。らしいよと。それを伝えると空の器を回収しそそくさと帰っていった。最後って言っていたのは何だったのか。信用という言葉を知っているのだろうか。撤回に次ぐ撤回。僕は玩具なのか。憤りを覚えた。しかし意見などどうして言えようか。聞き流されるだけと既に知ってしまっているのに。予想はしていたけれども分かっていたけれどもこれが誠実な対応なのだろうか。そう思わずにはいられなかった。お土産の袋を覗くとそこには幾つかのクロワッサン。表面には砂糖が塗られているのか艶々としている。僕は光を反射しているクロワッサンが入った袋の口を閉じた。


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