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 目打ち。

目打ちの難しさ。ばら手の目打ちというのは目を打つという残酷さが抜き手よりは少ない。がやはり忌避の念は拭い難い。目という滑りつやつやした露出した臓器の感がある球体に触れるというのだから。しかもそれはこちらを見ているのだ。やりづらいという他ない。そして心情を置いても指で打つというのはなんとも頼りないもので当たった反動が肩まで返って来ない。柔らかく手首を使うからだろうか。実感は指に痺れがあるのみで打った反動で次の動作に繋げにくい。これは金的を蹴るのもそうだ。足の甲を相手の股に突っ込んでコウガンを引っ掛けながら戻すと反動というのがちっともない。これは突っ込んだ股に防具を着けている事だけが原因ではないだろう。かといって潰すような蹴り上げはできそうもない。怖すぎる。


指先で柔らかく打つというのはそれが手でも足でも孤立しやすい。動作が動作を促すというのがとても分かりづらい。当たった反動が肩なり腰なりにずしりと来ないという事が不安でしょうがない。昔は目打ち金的は弱者の味方だと思っていた。しかし実感は薄く効果は抜群なんていうものが、そんな都合の良いモノの見方が弱者を助ける事は少ない。

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