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 げ。

遠くの土地をあげよう。素晴らしい土地を。明るくすごしやすく変わることのない土地を。はいあげた。そこで手を挙げたら冗談ですんだのに。手はあがらなかった。楽しみは少ない。


話を聞かされる。真面目に話される。笑いなどない。期待しても口角は上がりそうもない。酒もない。当然そんな土地の登記簿もない。冥王星より何処にあるのか見当もつかない土地。そして仕事。仕事をしよう。つけたされる文言。死後の話。


死後、僕は働くべきなのだろうか。食事をするしないが生命の維持に関与しなそうなのに。死後の生命という良く分からないものが仮にあったとして。貨幣経済があるのだろうか。死んだ後まで金を稼ぐのか。何の為に。国家か。それとも只暇だというだけでか。暇を持て余すより働きたいということか。


霊媒は言った。:暇で暇で蝶々を追いかける以外する事もなく過ごすのか。ずっとそうやって過ごすのか。働きたくならないか。


僕は言った。:ならない。



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