412/493
い
たた
電車に揺られて行って帰った。次の日。股関節に鈍い痛みが。
一日引きずる。その次の日、今日。今度は腰に軽い痺れが。
電車で行って帰って一時間いかない程度でこんなにがたがたとはまだ三十四歳なのに。座らず立って痙攣していたとしてもあまりに脆い。
二ヶ月に一回くらいしか電車に乗らないのでは慣らすのも難しい。それにしても前はもう少し楽だった気がしている。筋肉が固くなりやすくなっているのだろうか。杖を突く日も遠くないのかもしれない。
○
また一日がおわる。
痙攣の輪を通り一日がおわる。
後頭を搾り上でまとめた痙攣は滑り落ちた。滑り落ちた痙攣は足裏から床へ流れている。口腔を張り張り床へ流れている痙攣を跳ね上げる。顎まで。いみ何てあるのかも知らず行う。何処かへ繋がっているかなんて分かるわけもなく。
奇妙な夢に。しわくちゃに固まった下着。内外は似通って混乱を催す。もう嫌だ。逃げだ




