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 がんぼ。

ガガンボが静かに舞い降りた。プラスチックの丼に。そしてそっと酢と醤油の混合液に浸かった。ぷかり。力なく脚を広げ浮かぶガガンボ。何がしたかったんだ。箸でつまみ上げ台に置いた。少しして起き上がるガガンボ。飛んでいった。後にはサラダが残った。


 ○


 熱い。

自販機に落ちる紅茶を取り出すべく屈むと今年一番の日差しを左肩に感じた。とても熱い。熱を緩和すべく飲料水自販機の受け取り口に手を入れて取り出した紅茶は驚くべきことにぬるかった。つめた~い。ではなかった。あまりの熱さに錯覚を催したかとも思ったが改めて日陰で触ってもプラスチックの容器はやはりぬるかった。蓋を開け飲んでもぬるかった。

紅茶で幸いだった。炭酸飲料だったらどうなっていたことか。

甘くぬるいやや白い紅茶を飲み干した。

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