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二
ライカナイ。
進む経路に行う手順。教えてあげるという誘い。興味もなくて断った。優しい世界に楽しい仲間。素晴らしさのあまり、きっと頭が呆けてしまうだろう。
ただでさえ良くない頭が悪くなる。それの責任を誰が取る。
僕だ。
まだしばらくはこの頭を大事にして生きていなければならない。興味も益もないのに奇妙を抱えてられない。
益はありますかと訊ねた。しばらくの沈黙の後にそれは答えた:ニライカナイに行けますよ。
頭が優しいのか。もう一度問う。ニライカナイに行くと何の益がありますか。今度はすぐにそれは答えた:ニライカナイに招待されます。
僕は




