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 っぱい。

何もなかった一日が終わった。新しい事など何もない一日。

文字に起こすべきこともない一日。そうして一日また一日と経てば、ついには文字に起こすべき事を見いだしても抱えて終えるのではと不安にかられる。

そんな日々でも霊媒は影の話を聞いて話す。

不遜にも影は人が産み出したと放言して憚らない。自然の賜物という他ない事にそう言ってしまえば傲慢の謗りは免れまい。まさに破滅への第一歩といえる。

影を産んだ、影を造った等々の発言があれば即座に否定しそれは自分の及ぶ処ではないと主張せねばならない。それが我が身可愛さからでた主張だとしても。

今までに出た影がぞろぞろと雁首揃えて取り囲み睨み付け、お前が造ったと口々に訴えたとしても決してそこは譲りはしない。決して。

僕は霊媒に強く訴えた。

霊媒はそうと答えた。

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