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あ
○○
暖かい。
風が。
身体は温められた。
皮膚は熱を持ち。触れば確認ができた。
小鼻と頬 目蓋と眉 始まる痙攣を降下させる。胸と肩で行った事を、尻と腹で行う。
右尻と左下腹を寄せる。二度。そこから一度押す。反発して腿裏へ、腿裏は張る。足裏を一度弾ませ、足の甲を張る。下体は弾体になる。発条を動かすのは手間だ。上体を整え、後頭を絞り、弾み、足を上げ、足を下げ、転がり出て進む。
そもそも。
文字に起こした。その言葉に造れるのだろうか。痙攣者を。
吸 大 小 休 大 小 休 大 小。
呼吸の拍子。張りの拍子。一拍子半。連動と停滞。痙攣の萌芽。
休 低 高 留 低 高 留 低 高。
低下する刺激。再現はこれで良いのか。
望ましくない反応。血が。
表現した言葉とそれに反する実態。動け。動くな。
探るようにまさぐれ。暗記ではなく忘却から復旧する。
不思議な力が呼ぶ。雨音を扉が叩かれた音と勘違いする。
掲げた説。染みた癖。表れた行。
混ざり分離し、当初の達成は霞む。
欲しかったものは何か。欲しがったのは何故か。
手を上げて立てば、分かるというのか。




