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あ
○○
かたかた。
肩を押す一度。押し込む一度。痙攣する。さらに押す、揉み、弾けて広げる。広がるを留める。さらに一度肩を押す。めくる。前から後ろへ。肩甲骨を合わせる、一度寄せて一度押し込む。背骨を腰へ向かって押す。腕と肩甲骨の繋がり。その痺れ。
押し込み揺れ、たわみ、広がり留めたわ、めくる。
痙攣に投げ込む。筋肉を用いて。所作を、神経の活動を、投入する。何故もなく、あてもなく。出来る。それだけを頼みに。投げて投げて投げる。
○
内言は顎だ。
顎は開いて背骨を押す。鋭敏に思い浮かべただけの言葉でさえ。痙攣に顎。所作に顎。舌に顎。
顎の上では眼球が忙しない。目蓋は球を頼みもされず磨き挙げる。小鼻は撫でる、息の出入り。顔は筋肉だ。後頭と繋がり、作用し合う。笑顔は後頭から。涙は頬から。感情は胸骨から。間違いは認識から。
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