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 ○○


 一

一二三 二二三 三二三 三度頭を傾けて戻す。

二度撫で下ろす。


一で右小鼻を上げて右目蓋を下げて張り傾き始めて。二で傾き張り留め痙攣。三で留めた張りを軽く弾ませて戻る。

二で右手外張り傾き始めて。二で右足裏、傾き張り留めて。三で足裏弾ませ戻る。

三で右手上張り傾き始めて。二で右脛右膝、傾き張り留めて。三で股肉弾ませ戻る。

右手にて二度、気持ち撫で下ろす。

痙攣は続く。


 ○


 ある時。

僕らは正座して静かに耳を澄ます。一呼吸置き、先生はパイプ椅子に座したままおもむろに話し始める。:拳法はシールだ。お菓子のオマケ。このオマケで人を釣る。説教を聞かせる。


先生はこの例えが好きだった。この例えを二回三回と聞いた気がする。他の話しを繰り返された事はなかったように思う。


拳法はオマケ。大事なのは別にある。しかし教わる側にとっては大事なのはオマケだ。教える側の思惑がなんであれ。


大事な教えのオマケの拳法。

オマケの拳法 大事な教え。

オマケの拳法 教える大事。


 ○



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