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あ
○○
感情を平に。
神経を鋭敏に。そこには感情を連れているべきなのだろうか。
感情は声を大きくし、動作を大きくし、消耗を大きくする。
痙攣は下地を作る。
鋭敏の準備であり動作の準備である。
痙攣者になってから六年と少々経ったいまでも結論が出せない。その都度やっと結論が出たと思っても直ぐに不具合が発生し、分からないとなる。
出来るだけのっぺりと平に心情を休ませているのが無難なのだろうか。
神経と感情を遠ざけ続けるのが、不可欠な手入れの一つなのだろうか。その頼りない不確かな手立てにいつ失敗するか。
失敗しながら掴むものなのだろうか。




