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あ

　○○

　冷え。

足首、足指、手首、手指。頚椎をぐるっと、目蓋でぴたり。

吸って吐いて首、指、首、指、上がる。頚椎をぐるっと吸って目蓋でぴたり。冷えて涼しい頭骨。なみなみと注がれた冷え。

　○

　電話。

しまったな。電話にでてなかったら、十何件かたまってる。

匿名の電話だ。まあいいか。よくなかった。親戚の姉さんからだ。コロッと忘れてた。メールも来てた。日頃宣伝メールしか来ないから全然見てなかった。詫びの返信をする。

　○

　また発見なし。

今日もまた発見もなく、痙攣を終える。疲労して。我執を手放さず。どうなればよいかも知らず。省略と強調を入れ替え。部位をたどり、順番を入れ替える。

固くこわばった筋を痛みと共に伸ばす。毎日毎日伸ばしては固くなる筋。成果があるのかないのか判然としない。

もう嫌だという所から始まり、もう駄目だと落着する。そうしたらまた繰り返す。毎日毎日。僕はいったい何を納得したいのか。分からずに探す。探しあてても気づけるかどうか、定かではないのに。