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 ○○


 桜餅。

一方は桜の精に成りたがり、一方は桜餅を欲した。

双子は離れる。一方は従い。一方は離反する。

集団の先を考えて。集団よ安らげ、離れる故。

集団と反りが合わずとも集団を案ずる故に。


 ○


 三本の指先。

手首から始める。次に踵が横へ跳ねて進み戻る。てんてんと進みてんてんと戻る。虚空の壁は立ちはだかる。拮抗筋の幻壁。

手首にて今一度二度打って登る。小鼻、目蓋、と登った。降りる、顎、そして三本の指。中、人差し、親。主体の側の指先を二度づつ弾く。

鼻息は、一で上唇までを撫でた、二で鼻頭へ燻らせた。


 ○


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