表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
321/493


 ○○


 手足が冷え頭が温い。

毛糸の帽子は頭部の熱の拡散を緩やかにし寒さを和らげる。

変化と力への期待を一身に受けて、困惑しかない。痙攣はそういうものなのか。世迷い言にしか聞こえず、否定は流れ去る。

僕はお客さんだ。僕の事を僕より自信を持って断言される。僕はこの身体において当事者ではないかのようだ。

勘違いした部外者は恥じる以外出来ることもなくて、嘆いた。

自らが主要な存在だと錯覚していた事に、気が付いてしまった部外者はどうするべきか。赤面し、胸を打たれ、所在なく、逃げる事も出来ずに慚愧すればよいのか。ただ時間が過ぎるのを耐えるしかないのか。

よくある事と呑み込むか。

恥に恥を重ねては恥じる。


 ○


 季節の子供。

天候の子供、曇りの子供、風の子、晴れの子、天候を告げる子供達。何人いるのやら。文明の世の中で、天候を告げるのか。


今、気象衛星は幾つあるだろうか。山でも海でもなくとも、必要だろうか。僕にそれは必要だろうか。


天候への鋭敏さを持っていたのか。持ち腐れは思ったより多いのか。空を見てはぼんやりした。


 ○

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ