表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/493

んふん




   ○○



 神の非力さを嘆くよりは神の不在を嘆く方が、

マシなのだろうか。



   ○



  回帰した痙攣者。

始まりの動作。

再現される手順。


 額縁が高値。

縁取られた中身は、石ころ程の価値もない。

路上に転がる、出処不明の物体。



    ○



 耳介を塞ぐ。両の手で。手のひらにて。

体内の流れを聴く。

ごごぽぽごご。

そこで痙攣すると、金属音が聴こえる。

きいん。



   ○



 頭骨から思ったより金属音が響く。

澄んだ音色に意識を傾ける。

綺麗な音。

静けさを通る。

綺麗なモノが自身を清めるなら、良いのにな。

頭骨から響く音は澄んでいる。

耳鳴りより高く細かく堅い。

一定。

繊細。

理想。

柔若。

透き通る産毛。

光を反射し輝く。

弱々しさを感じさせない。

確かにそうだとしても。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ