思い思い
○○
滑らか。
繊細。
緻密。
まあ良し。
そこは良し。
そこには触れず、
他所の出来を直す。
欠けを補い完成だ。
すると、
指摘された部位を意識する余り全体が損なわれた。
出来ていた部位も手放し、指摘された部位を意識し、崩落した。
全て。
○
途上者は限界に居り、
限界から限界へ渡る。
限界の点から点を繋ぐ。
引かれた(限界の集合)線を、
さらに引き続ける。
満たされるまで。
○
掛けられた声が
正誤のどちらであれ、
崩壊の切っ掛けには十分。
間違いに満足するまでは繰り返される。
満足するまでは直しても直しても戻る。
新しく提示されたモノの中にも今までとの共通が有る。
欲するものが有る。
先が存在する。
変わっても変わっても変わらないと感じる。
そこで選ぶ気が僅かに湧く。
選択の機会を得る。
苦しい選択の不透明な結果。
しぶしぶ。
しぶしぶ。
「満足してきた、もし満足出来なくとも楽しめないなら、満足してもそれに準ずる。満足という刺激の一種に、どう考えるかは残欠に似る」
それに準ずるというのは常々の思考。
その、極端な誇張な一時的な表敬訪問者。
徴。
端的に表された跡。
○
制御された放任。
囲われた自由。
お薦めの謎。
気付く日はいつの日か。
引き摺る。
後々も。
いつまでか思える限り。




