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 ○○


 上顎を動かす、下顎は留める。又は下顎を動かす、上顎は留める。

鰐は上顎を大きく動かした、気がした。

二度噛む。一度目の軽さ二度目の反発。永久歯を大事に。二が一に近付くと反発をより感じる、拍子に適うなら。上顎と頭部の重みを腿と脛の痺れに。

上顎から下顎へ、下顎から上顎へ。開く/閉じる。遠ざかる/近付く。圧が高く/低く。


 足爪先を下方斜め前に突き刺す。

床に刺さらないので自身が仰け反り始める。堪える。首締まる。喉奥締まる。(喉)閉じて止まる。さらに爪先を突き刺す(下へ)、仰け反り、(喉)閉じを吸気が破る。締まり閉じて突き抜けられる。ぷす。音を発する。空気流入する。後頭と連動。


 ○


 鰐かと思ったけどそうでもないのか、顎の開き。

印象は変遷する。動作は反動さ。こうだという言葉にはそれはそれとして留まり続けようとする傾向と逆への傾向が潜む。

言葉をなぞって動作をなぞって形骸を撫でる。居心地の悪い、言い知れない欠落に苛立ちうろつく。どうして誰も教えてくれない。どうしても知りたいのにどうして。


 誠実であればいつかはぶち当たる。偶然か理論によってか。場合によっては不誠実であってさえ。

踏み下ろした一足が、その反動がはからず破る。

思わず流入する空気。

伸ばし広げた腕が、その反動がはからず振る。

思わず痙攣する筋肉。


眠り起きて動く時に。


 ○


 日本語か。

これでよかったか、あやふやに使用する。なんとなしに使用する。睫毛が画面に落ちる。毛先の頼りなさ。眉毛やも知れぬ、摘まんでごみ箱へ落下させようとした時、思い付く。親指と人指し指の先でもみ転がしながらしばし考える。考えて捨てた。


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