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 ○○


 注連縄は青々と瑞々し 折られた白い紙がぶら下がる。シデ。紙垂。

風に揺れる。横を見る。門松。 門松。

手水舎の門松。本殿の門松。 そこにも あそこにも 門松。


 ○


 痙攣は作業の飽和が近くだと示す。

それは疲労だった。能力の限界。

それは多量だった。認識の限界。

それは恥辱だった。ノビシロはもうわずか。

それでも痙攣してからが長い。


 ○


 良いお年を。挨拶。

昨日の米を掻き込んで 家を飛び出て倉庫へ急ぐ。

日も落ちて 濡れた路面の冷たさ。

一年が終わる。寒さの中。


 ○


 新たな一年の始まり。

神社へとふらふら行く。

住宅街の路肩に車。車。車。階段を上る その先には二列の人々。

そこそこな行列。

出直すか。ふらふら帰る。日差しが背を照らす。暖かい。


 ○


 初夢はお安い悪夢だった。

ぐねぐねと溶け合った人体達。分裂と融合を繰り返し。人体と分かる程度には原形がある繋がれた人達。眺める 繰り返される 連なる循環。


 夜明け前に目が覚めた。

気にせずに寝た。

それでも見たのは悪夢だった。

内容は忘れた。


 ○


 明けまして おめでとうございます。

おめでとうございます。 目出度い。


 ○




 


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