あ
○○
不安。寒さ。逃避。痙攣。
何も起こらない悲しみ。
ありがちな袋小路。萎えた意気込み。
約束してきた。守れば守るほどに追い詰められる。
約束しよう。苦しく寂しい約束を。
履行した。追い込まれながら。奇跡を つい 待ち望んでいる。
在るわけが無い事を。逃避しようと泣いている。
○
幸せ。 笑い声。 壁の向こう。 笑い合い励ました日は いつだったか。思い出せない。当然に 逆らう者の惨め。
当たり前にしくじった愚かさ。そこまでの距離は奇跡だった。
ただ僕が 僕が思うより ずっとへぼだった。ちょっとした工夫じゃあ足りなかった。
足りなくて 失墜を始めつつある。
優しい夢を 随分と見ていない。
○
時間稼ぎ。まだ有ると仮定して確認する度胸も無く まだ在るはずと探す。探す。何を。何か 何かが転がっているのだろうか。
○
一人だから必要な工夫。誰かが手伝ってくれたなら それは 必要なのか。
教えずに伝え。伝えずに教え。ぐるぐる回って元通り。
○
夜の帳が落ちて被さった。
毛布二重(S)の重みが掛け布団に加わった。
染み込む。染み込んで 鈍くなる くる。
○
その場限り じゃあ 駄目なんだ。
実体が有るとか無いとか そうじゃないんだ。
綺麗も 匂いも そこだけで完結していては 何も起こらない。
物事は転がらず 沈み 跡形もない。伝播は連続して大きく揺さぶらなければ。
○
今日は 早く寝よう。 何だか疲れている。
もしかしたら 善い夢を。
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