あ
○○
嘘と間違い 失敗に添えて。
今日も また がらがらな声で 訴える。
最低の仕事をしろ と。でなければ怠けていると認めろ と。
七年 考えている と待たされ 待機して 倉庫に行くだけの生活者。
それが 僕だ。
その僕が 最低の仕事をしろと 声を荒げて 一所懸命 話す。
明日には 忘れられた様に 放置されると知りながら。
最高の結果を求めて 考えているだけの人間に待たされるのは その時間はうんざりだ。
最高 妥当な 無欠の 案なんて ここに有るわけないだろうが。
認めろよ 僕の様に。建設的な振りをして 現実逃避なんだろうが。
少なくとも僕は 僕は 誰かを 思わしげに振る舞って 七年も待たしたりはしていないはずだ。
失敗を認めろ 畳むんだよ。迅速に 流れる赤字を止めるんだよ。
○
鳥居の先に 掠れた白い跡形。
虫は 居ない。うっすらと後が有る。白く歪な落下した乱れ。
○
何故 軽んじられ 放置され それでも 訴えずには 放って置いては いられないんだろう。間抜けで 愚かで 疲れきっているからなのか。
○
虫が 何処からか 何処かへ 蠢いては 去って。
川の水を思い出す。夜の川の流音。無関心に存在している流れ。
滑空する蝶 嵐の後の 風の強い昼間に 羽を静止させ流れる。
蛾が 滑空するのを 見た事が無い。
滑空する蛾も いるのだろうか。
歩いているか ばたばた羽ばたいているか どちらかの思い出しか無い。それか死んでいる。