あ
○○
無い から 有る。 放り出してすってんてん。
有る から 無い。 筋肉ぎゅうぎゅう 紛らわす。
放り出して すってんてん 素手の 軽さは 痛みを 表す。
○
詐欺師の口。
有るから 有るから 無い。
無い無い からから ころり あらわる。
詐欺師の手口の 詐欺師の口先。
ころり ころころ 一角よ。
ほんの 僅かな 先触れよ。
後に続かず 前に在らず 今だけお得な 安い嘘。
○
斬突放。
斬るを狭めて突と訥々。
突を狭めて放り出す。 浮いた掴むは柄の内。
放を狭めて掴まえた。
浮いた掴むは柄の内。
頭か尻か柄の先。 打てば頭で 持てば尻。
頭で尻で柄の先。 納めて頭で 抜けば尻。
どうと読んでも柄の内。
○
互い違いに架けられた 痛みの梯子。
右が主体で 巻き合う 段差。
左肩⬅左首⬅右首⬅右肩
左脇➡左胸➡右胸➡右脇
左下腹⬅
➡右尻下
左膝上外⬅
➡右膝裏下外
左小指付け根甲側⬅
➡右足裏踵外側
同方向 同回転。
梯子状 なぞる。
頭部位始める 痙攣遊戯。
後頭 少々 次に顎 少々。
絡めて 少々 同時に がつり。
腹に落ちては 肩まで 戻る。
肩から 背中へ 引っ掛ける。
上着を掛けるか 筋張るか。
梯子に掛かる 無い上着。




