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あ
○○
浅はかな 子供だった。自分にも 光る目が有るだろう と。
成人前とは いえ。切実な願いが 有ったとして も。
剰りにも子供だった。
○
下腿の 激しい振動。
汗漬く がんぐわん。
がんがん がんがん 前後にぶつける 仮想の壁へ。
上がった足指が 制限する 可動を狭める。
そこへ 膝を がんがん ぐわん。
より 速く 軽く 連続で。
沸き上がる 振動。
暴れだす腿肉。
砂利道の疾走感覚。車輪はつるつる。
激しく荒ぶる腿肉が 不健全な 空間を演出。
○
草臥れて座る 夕暮れ。 振り出しに戻る。
凄く汗をかきます。 そして疲労。
見た目 不味い。 公園で やってたら 多分 警備員さん来る。
冷たい目で そっと眺められる。