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あ
○○
通過して 濃淡が有る。
濃淡が有れば上下が有る。
上下が有れば組織が有る。
組織が有れば社会が有る。
同じ体験談 違う見解 離れる知見 刺激に対する反応。
言葉を介さない事で 序列を有する集団を形成。
みな対等で どうして 一の団に繋がれるだろう。
○
沈黙は有益に作用し 才という差別を作り出す。
生まれながらの 集団の焦点。 生まれ付きの。
○
万歳。 足指にて。
高らかに 指を上げて。
張り上げる 足の裏。
ふにふに 足の裏。
最初の工夫。
○
水を。 暑苦しい倉庫。
コンクリート。 こもる熱帯夜。
蝙蝠を見た。 路上から飛び立つ 黒い。
闇夜を飛び回る羽を。




