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  ○○


 何処までが才で 何処からが才か。

隠れた細工が 燻し銀に光る。


 ○


 蚊取り線香 有り。

線香の  好む有り。 色を

線香の  好   。 形を

 香    久  。 火を

  久    久  。 赤を

久    久  。 煙を

  久    久  。 匂を

久    久  。 果を

 久    久  。 灰を

久    久  。 去を。

⬆    ⬆    ⬆


 ○



 右腰に 引いた拳を 人指し指で 押さえられ。

突こうに突けず 身動ぎ 出来ず。

痙攣知らず 胴知らず 頭部の筋肉 使いもせずに。

顔をしかめて頭は伸びて 前傾だけして遠ざかる。

 押されて止まるは 突き知らず。

慢快快の内側に 変わらず振幅 して動け。


 ○


 足指 脇腹 二の腕を 貫く痺れが迸る。

ちくちくちくりを感ずるに 長々懸かって 二十余年。

三十代に成りました。



 ○


 昨日は蟻で 今日は蜘蛛 柄杓の内に潜む虫。

水が入って 蟻は泳いで 蜘蛛は動かず。

逃がしては 蟻は速やか 蜘蛛はまごつく。

 柄杓を惑う 蜘蛛の行き先。

くるくる回り 縁を通る。 行きつ戻りつ 柄を走る。

植木に渡り さ ようなら。 予想 装う 止そうか 粧う。



 

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