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何て
言葉にて括る。
思起を助ける。
○
退院して幾日か。
自宅療養。
お粥
上澄みだけでなく米粒本体も食べている。
○
付き添い歩く。
近所の神社境内を目指す足。
階段を一番下から登るのにはまだ無力な足。
横路の公道を通り階段を登らずとも参拝できる経路を行く。
上り坂でも まだ楽な径。
よちよち進む。
二つの鳥居。
二つ目から入る。
七段の階段。
よいしょと登る。
○
今更。
今更 。
何を思う。
願う。
程々の高台。
何年か前に出来た高層建造。
遠くに見える。
柏手が二度鳴った。




