148/493
あ
○○
自然そうなる。
枝上の雪が落ちる。 溺れる人が しがみ付く。
ケンに於いて 自然は どちらなのか。
限定され 工夫を凝らさざるを得ない。
失望と悔恨を抱いて する 溶けかけの残雪。空中から 地表に。落下。 衝突音は生物を連想させた。
○
苦しみが否応無く削る。
近過ぎる限界が 新たな工夫を 行うか諦めるか を迫る。
自ずと そうなる。背景に 選択が。幾つもの。
量か質か。
待つか待てないか。
○
信じられない方 だった僕は。
待てない方 だ僕は。
それで遠回りに為ったのだ としても。
間違いを踏み 続ける。
減らしながら。減らしている と考え ながら。
確証も あやふやで。
○