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あ
○○
踵を浮かして立つ なら自身が空中に在る。
その事を 立ち所に感ずる。
痙攣し 緩和し しかし 脛に来る。
○
耳輪脚に人差し指を 引っ掛け後頭の筋を収縮。
耳を引き 指を引く。
頭部の工夫を 経ずに 足の工夫をしても 膝に負担が大きい。
頭部の工夫を しても 痙攣の工夫をせねば 浮わついて自身の統制に大きく取られる。
粘土の筋に針山を。
擦過傷の錯覚は消えず。
透明な血玉が膨らむ指先。
爪先と少々が着いた空中に。
貼り付けられた腹筋がみしり。