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  ○○


 教えない。 あからさまか やんわりか。

周辺地図は くっきりと。

真摯な態度。 断固な手段。 欺瞞する など もっての他だ。


  ○


 つまり 何も 教えて いない。

腕をこう とか 足をこう とか ほっといても どうとでもなる。

滑らかさも 速さも 回数が 思考が 嫌でも 洗練する。


 欠けているモノは 何かを 欲する。


 先生は 教えぬ。

歓待も 小金も その程度で 何するものぞ。

自分だったら と鑑みれば 足りぬと 気付く。

全て 足りない。敬意も金も時間も。 苦しんだ 孤独と不安も。

どれだけ積まれても 足りる訳がない。

積めば積むほど 少ない と感ずる。


 そんなに欲しいんなら 本当に欲しいんなら 何故 自分で探さない。

尊敬する 人の様に。


 欲するなら 取りに行け 真っ先に 何も無い所へ。

有る所へ行っても 後から のこのこ 来る奴だ。


 才人かどうか 自省したか。



  ○


 泣きながら 訳も分からず 行い 捨て 行い 去った。

金は みるみる 無くなる。 持ち出し 親に 噛み付く 持ち出し。

結婚祝いを する。持ち出し。

自分には 決して 訪れない。また持ち出し。



 後 三ヶ月もすれば この倉庫も 空に為る。十年少々居着いた場所とも さよならか。



 服を何年も着回す よれよれな男。

葬式は行われない。 親族 忘れた。


 身中の輝く 刺激に 捧げる。

今日も 明日も これまでよりも。





 






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