130/493
あ
○○
映るのは 昨日。かつての自分。 置いて転がるそのまま。
未処置 無加工 無添加 かれつつあるなは花。がくは高々。
○
白粥を 供養されれば 溢れ出す 熱い矛盾の の 涙。
○
何故捨て去った。 既に含む からだ。
苦しくも行う。 輝く行い。 対立。 含む事により 行いが輝く。
痛む。激する。
後 あと 跡形も。刺し跡も 焼け跡も 擦り跡もも 遥か昔の痛み。 血玉も無く。瘡蓋も無い。
水膨れ。 赤み。 リンパ液の粘った感触。 無い。
嘘の跡形。 嘘の痛み。 昔の残り物。
忘れていた 残留を 呼び。 呼ぶ。
夜の 置いて行かれた橋で 遠く 向こうの 思っているより近い家々を 眺め 立ち止まる。 静かな 川音に紛れて。